運行管理者試験の概要と合格率 | 独学や通信講座で資格は取得できる?

トラックやタクシーなどの事業用自動車の運行を管理・監督するのが運行管理者の仕事。

運転手のスケジュールや健康管理、指導や教育などを任せられるリーダー的存在として活躍できるのが特徴。

道路運送法と貨物事業者運送事業法により、営業所ごとに運行管理者が必置となっているため運送業界においては必ず有資格者が必要となる。

受験においては実務経験もしくは所定の講習を受ける必要がある。




目次

資格の種類

国家資格

運行管理者試験の受験資格

①自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く)または、特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車の運行の管理に関し、1年以上の実務経験を有する者(受験申請に際し、実務に関する証明が必要)

②国土交通大臣が認定する講習実施機関で1995年4月1日日以降実施の試験区分に応じた「基礎講習」を修了した者(受験申請に際し、基礎講習修了に関する証明が必要)

運行管理者試験の受験料

6000円

申込期間

書面申請:5月中旬~6月上旬、11月上旬~下旬
インターネット申請:5月中旬~6月中旬、11月上旬~12月中旬
おまかせ申請:5月中旬~6月中旬、11月上旬~12月上旬
再受験申請:4月中旬~6月中旬、10月中旬~12月中旬

申込方法

書面申請:トラック協会などで頒布される受験申請書(1部1030円)を入手し、簡易書留郵便で申し込む
インターネット申請、再受験申請:センターのホームページから申し込む
おまかせ申請:ホームページ、FAX、トラック協会などで「おまかせ申請書」を入手し、郵送で申し込む

運行管理者試験の受験申込・問い合わせ先

公益財団法人 運行管理者試験センター 試験事務センター
〒277-8691 日本郵便株式会社 柏郵便局私書箱50号
TEL04(7170)7077 URL=https://www.unkan.or.jp/

試験日程

8月の第4日曜日、翌年3月の第1日曜日
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

試験案内書に記載する試験地のなかから、希望する試験地を選択する(試験場は、受験資格等審査終了後に郵送する受験通知書で知らせる)

運行管理者試験の試験科目

試験は、貨物と旅客の2種類があり、筆記で行われる

【貨物】
①貨物自動車運送事業法関係(8題)
②道路運送車両関係(4題)
③道路交通法関係(5題)
④労働基準法関係(6題)
⑤その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識および能力(7題)




【旅客】
①道路運送法関係
②~⑤【貨物】の②~⑤と同じ

運行管理者試験の合格率

【貨物】29709人、32.8%
【旅客】7605人、37.7%

運行管理者試験対策の通信講座

あり

資格取得にかかる費用・期間

約1か月~3ヶ月で40000円程度が目安

資格取得後に有利な業界

自動車運送事業を営む企業で大きく需要があるため、タクシーや運送会社などの運送業界で大きく有利となる。

また、運送業界でなくとも運転者の管理を行う企業においても役に立つ。



次に取得すべきおすすめの資格

衛生管理者がおすすめ。

また、この試験は貨物と旅客の2分野があるので片方に合格した後はもう一つの方を受験することもおすすめ。

おすすめ勉強法・学習のポイント

試験問題は法令が中心となるため、過去問を中心とした問題演習で暗記するように学習するのがおすすめ。

基本的な事項をしっかりと押さえて勉強することで試験においても慌てずに解答できるようになる。

テキストは一通り読み流したら早めに問題演習に入ろう。

独学での合格は可能か

合格率は30%~40%のため、独学が必ずしも無理というわけではないが人によっては試験本番が意外と難しく感じる人もいるようで通信講座の利用をおすすめする。

通信講座だと、添削サービスや質問などもできるため試験本番に向けて効率の良い準備ができる。

独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。




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