通関士試験の概要と合格率 | 独学・通信講座だけで資格取得は可能か

貨物の輸出入の際の通関業務を代行するのが通関士の主な役割。

具体的には、税関に申告する通関書類の作成や税関検査の対応、税関が行う調査や処分になどに対して異議申し立て及び陳述など。

国際貿易が当たり前に行われるようになった現代において、多くの企業にとって国際取引のキーマンとして評価されているためこの資格を持っていると就職率が高くなる。

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目次

資格の種類

国家資格

通関士試験の受験資格

通関士試験の受験は誰でも可能。
ただし、試験合格後に通関士として業務に従事しようとする場合には、勤務先通関業者の申請に基づく財務大臣の「確認」が必要

通関士試験の受験料

3000円(収入印紙)

申込期間

7月下旬~8月上旬

申込方法

郵送

通関士試験の問い合わせ先

各地区の税関通関業務監督官
URL=http://www.custom.go.jp/

試験日程

10月上旬

試験地

北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、静岡、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本、沖縄

通関士試験の試験科目

各試験とも筆記(マークシート方式)。形式は、択一式、選択式、計算式(試験科目③のみ)からなる。
① 通関業法
② 関税法、関税定率法、その他関税に関する法律(関税暫定措置法、電子情報処理組織による輸出入等関連業務の処理等に関する法律など)、外国為替および外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)
③ 通関書類の作成要領、その他通関手続の実務
※これらの科目は、法律のほかに、それぞれの法律に基づく関係政令、省令、告示、通達を含み、試験実施年7月1日現在施行されているもの
〔試験科目の一部免除〕
① 通関業者の通関業務、または官庁における関税、その他通関に関する事務(税関の事務およびその監督に係る事務)に従事した期間が、通算して15年以上の者は、上記の試験科目②および③が免除される
② 通関業者の通関業務、または官庁における通関事務(監督に係る事務を含む税関における貨物の通関事務) に従事した期間が、通算して5年以上の者は、上記の試験科目③が免除される

通関士試験の合格率

14.6%

通関士試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

ビジネスのグローバル化が当たり前になっている昨今において、国際ビジネスにかかわる人にとっては通関士の国際物流業務における専門的知識は必須のものといえる。

通関士は税関と輸出入業者との間に立って輸出入者の利益を守る貿易ビジネスのスペシャリストである。

そのため、各企業において重要視されており、キャリアアップや昇給につながるなどのメリットがある。

また、就職をする際にも通関士試験に合格しているということは採用選考の際に大きな強みとなるケースが多い。

資格取得にかかる費用・期間

約半年間で約200,000円

資格取得後に有利な業界

活躍できる場は広範囲に渡っている。

輸出・輸入を行う企業での高い評価はもちろんのこと、通関業を業務の一部にしている会社でも通関士のニーズは高い。

具体的には、通関業者や国際物流業者、貿易商社、倉庫業者、運送業者、海運業者などのほか、貿易部門があるメーカーや、輸入品を扱う百貨店、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなど。

次に取得すべきおすすめの資格

貿易実務検定や日商ビジネス英語検定などを取得することによって、通関士としてより専門性と汎用性が高まる。

おすすめ勉強法・学習のポイント

試験は通関業法、関税法等、通関実務などが主な範囲。

出題形式はマークシートのため、問題を繰り返しやり込むことで合格率が高くなる。

そのため、過去問題を最低でも3回は繰り返し解けるようにして9割は正解できるようにしておこう。

特に、関税定率法第4条の課税価格の決定に関する知識は多くの問題にかかわるので力を入れて勉強しておこう。

独学での合格は可能か

通関士の合格の目安は半年ほどで、問題形式もマークシートのみということを考えると独学でも合格できる可能性はある。

ただ、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めまよう。

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