手話通訳士は、聴覚に障害のある人と健聴者のコミュニケーションを助ける社会的意義の強い仕事。
活躍の場面は2通りあり、手話を読み取る事と音声を手話にして伝える事。
人々が円滑にコミュニケーションを取れるように専門的知識を駆使して周りを助ける手話通訳士の業務は、今後も必ず必要とされるため資格保有者にとってやりがいと意義を見出しやすい。
難関資格であり、おおむね3年以上の経験が必要とされるが取得することによる活躍の場は広い。
手話通訳ができる人材は企業からの需要が増えつつある日本だが、国や地方自治体などからの資金面での援助は横ばい状態となっているため人手不足な状態。
社会全体として、ユニバーサルデザインやバリアフリーを意識した街づくりをする傾向が増加しており手話通訳士が求められているため将来性は高い。
資格の種類
民間資格
手話通訳士試験の受験資格
20歳以上
手話通訳士試験の受験料
21600円
申込期間
5月上旬~6月中旬
申込方法
郵送
手話通訳士試験の受験申込・問い合わせ先
社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター公益支援部門
〒153-0053 東京都目黒区五本木1-8-3
TEL03(6833)5003
試験日程
10月上旬の2日間
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
東京、大阪、熊本
手話通訳士試験の試験科目
【学科試験】四肢択一方式
①障害者福祉の基礎知識:20問
②聴覚障害者に関する基礎知識:20問
③手話通訳のあり方:20問
④国語:20問
【実技試験】
①聞取り通訳〔音声による出題を手話で解答〕:2問
②読取り通訳〔手話による出題を音声で解答〕:2問
手話通訳士試験の合格率
10%前後
手話通訳士試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
手話通訳士の資格を取得することで活躍の場が増える。
政見放送や裁判など、公的機関で資格を活かして仕事をすることができるという点で大きなメリットとなる。
コミュニケーションの橋渡しをする手話通訳士の仕事は、世の中で大変意義のある仕事として評価されているため社会貢献度は高い。
資格取得することで、経験に裏付けられた知識を今まで以上に証明することができるので需要の増加が大きく期待できる。
転職などで言うと、手話通訳士だけの募集はそれほど多くないが他の業務と兼任した上で求められているので人と関わるサービス業などにすでについている人が手話通訳士を取得すると希少価値の高い人材となりえる。
資格取得にかかる費用・期間
100000円~250000円で3ヶ月~12か月が目安
資格取得後に有利な業界
福祉施設や老人ホーム、ボランティア施設など社会福祉関連事業を提供している業界で大きく活かせる。
また、観光などのサービス業や教育関連分野でも需要が増えているため必要とされるフィールドは今後も増え続けていく事が予想される。
次に取得すべきおすすめの資格
福祉関連の資格を取得することで活躍の場が広がる。
また、サービス業など顧客と常に接するような分野で資格取得をすることでも強みは広がってくる。
おすすめ勉強法・学習のポイント
学科試験は択一式なのでテキストと問題集をひたすら回していればなんとかなるが、実技は特別な対策が必要。
合格率が一桁台の年も多く、しっかりと準備をすることが必要となる。
通信講座など、実技対策を体系的にできる環境を用意した上で実際の場面を想定した訓練を積んでおきたい。
学科についても簡単ではないため、しっかりとした教材を手元に置いておくといい。
独学での合格は可能か
合格率が低く、学科と実技の両方に対応しなければいけないため独学で問題演習を繰り返しているだけでは合格は厳しい。
手話の実技対策ができる通信講座を利用することで、合格までの時間が短縮できるためおすすめ。
独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。