医療の高度化と共に、診療報酬請求の事務量もより増加し複雑になっている。
その複雑化している医療事務従事者を高いレベルに引き上げるために、この資格試験が実施されており実際に医療事務資格の中でも最高峰に近いレベルである。
難易度は高いが、医療事務の資格を目指す者なら受験しておきたい資格である。
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資格の種類
民間資格
診療報酬請求事務能力認定試験の受験資格
誰でも受験可能
診療報酬請求事務能力認定試験の受験料
9,000円
申込期間
試験日の2か月半前~1か月半前
申込方法
郵送
診療報酬請求事務能力認定試験の受験申込・問い合わせ先
公益財団法人 日本医療保険事務協会
〒101-0047 東京都千代田区神田2-5-3 児谷ビル
TEL03-3252-3811 URL=https://www.shaho.co.jp/iryojimu
試験日程
年2回:7月、12月の日曜日または祝日
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、熊本、那覇
診療報酬請求事務能力認定試験の試験科目
医科・歯科に分かれ、それぞれ学科・実技を実施。
以下の診療報酬請求事務能力認定試験ガイドラインに沿って出題される
・医療保険制度など:被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度などの給付率など制度の概要ほか
・公費負担医療制度
・保険医療機関など:保険医療機関の指定および保険医の登録ほか
・療養担当規則など
・診療報酬など:診療報酬の算定方法、入院時食事療養・生活療養の費用の額を算定するための知識
・薬価基準、材料価格基準:保険医療で使用される医薬品および医療材料の価格とその請求方法
・診療報酬請求事務:診療報酬請求書および診療報酬明細書を作成するために必要な知識と実技
・医療用語:診療報酬請求事務を行うために必要な病名、検査法、医薬品などの用語およびその略語の主なものの知識
・医学の基礎知識:主要な身体の部位、臓器等の位置および名称、それぞれの機能、病的状態および治療方法についての基礎知識
・薬学の基礎知識:医薬品の種類、名称、規格、剤形、単位等についての基礎知識
・医療関係法規:医療法による医療施設の規定および医師法、歯科医師法等の医療関係者に関する法律による医療機関の従事者の種類とその業務についての基礎知識
・介護保険制度:保険者、被保険者、給付の内容等制度の概要についての知識
診療報酬請求事務能力認定試験の合格率
【医科】10,013人、33.5%
【歯科】148人、30.4%
診療報酬請求事務能力認定試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
医療事務の中でも最高峰の資格に位置するため、この資格に合格する頃には医療事務において大きく市場価値の上がる人材となり就職や転職市場で重宝される存在となる。
すでに医療事務についている人でも、転職などのキャリアアップや医療機関内での年収アップや昇進につながる資格でもある。
難関だが、それだけ合格した後の評価は高い。
資格取得にかかる費用・期間
期間は約半年が目安で43,800円~56,000円
資格取得後に有利な業界
医療機関や医療業界であれば多くの期間で評価してもらえる。
他の業界に比べて専門性が高いため、社内などでこの資格は認知されている事が多い。
次に取得すべきおすすめの資格
医療事務技能審査試験などがおススメ。
おすすめ勉強法・学習のポイント
医療関係法規や点数も含め、かなり広範囲な医療関連知識が問われるためテキストと問題集を幅広く網羅するように勉強する必要がある。
また、どこが重要かを見極めるために自分一人ではなく質問できる環境などに身を置く方が良い。
独学での合格は可能か
独学の場合、試験範囲が広いこの資格では取得するまでにかえって遠回りしてしまうことが多い。
合格率が約30%ほどなので、予備校や通信講座などを利用して学習の効率化を図る方が結果的に安上がりで最短合格に近づく。
独学でも合格できる可能性もあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。