労務管理のプロとして会社内で良質な労働環境の構築に従事、または独立して労働関係のコンサルティングをするのが主な仕事。
会社勤めをする場合でも独立する場合でも大きく活躍できる汎用性のある資格のため、非常に人気が高く社会的評価も高い。
優れた労働環境を作ることは、昨今ますます期待されている分野なため今後もなくならない仕事として非常に有用性があり資格取得に迷っている人は是非とも取得したいところ。
資格の種類
国家資格
社会保険労務士(社労士)試験の受験資格
①4年生大学の卒業者または62単位以上の修得者、短大・高等専門学校(5年生)・修業年限2年以上の一部の専門学校の卒業者
②修業年限が2年以上で、課程修了に必要な総授業時間数が1700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
③司法試験予備試験、旧法規定による司法試験の第一次試験、旧司法試験の第一次試験または高等試験予備試験に合格した者
④行政書士となる資格を有する者、弁理士・税理士・司法書士などの厚生労働大臣が認めた国家試験の合格者
⑤公務員として行政事務に通算して3年以上従事した者
⑥社会保険労務士もしくは社会保険労務士法人、または弁護士もしくは弁護士法人の業務の補助の事務に通算して3年以上従事した者
⑦労働組合または会社などの従業員として労働社会保険諸法令に関する事務に通算して3年以上従事した者
⑧全国社会保険労務士会連合会の個別の受験資格審査により、学校教育法に定める短期大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者
社会保険労務士(社労士)試験の受験料
9000円
申込期間
4月中旬~5月下旬
申込方法
必要書類を、郵送(簡易書留郵便)または試験センター窓口に持参する
社会保険労務士(社労士)試験の受験申込・問い合わせ先
全国社会保険労務士会連合 試験センター
〒103-8347 東京都中央区日本橋本石町3-2-12 社会保険労務士会館5F
TEL03(6225)4880 URL=https://www.sharoshi-siken.or.jp
試験日程
年1回:8月下旬
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
北海道、宮城、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、熊本、沖縄
社会保険労務士(社労士)試験の試験科目
〈学科〉5肢択一式70問と選択肢8問
択一式試験は、各問1点とし1科目10点満点、合計70点満点
選択式試験は、各問1点とし1科目5点満点、合計40点満点。労働保険の保険料の徴収などに関する法律を除いた科目から出題
①労働基準法及び労働安全衛生法 ②労働者災害補償保険法(労災保険法) ③雇用保険法 ④労務管理その他の労働に関する一般常識 ⑤社会保険に関する一般常識 ⑥健康保険法 ⑦厚生年金保険法 ⑧国民年金法
※択一式試験の試験科目のうち②③は、それぞれの問題10問のうち3問が「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」から出題される
社会保険労務士(社労士)試験の合格率
6.3%
社会保険労務士(社労士)試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
難関資格であり人気や認知度も高い資格のため、転職や就職に有利となる。
また、専門性が高く独立がしやすいことも大きなメリット。
資格取得にかかる費用・期間
半年~1年半ほどで120000円~280000円が目安
資格取得後に有利な業界
企業の人事部門や総務部門などで大きく有利となるので、ほぼどこの業界・企業で強いとなるマルチな資格と言える。
次に取得すべきおすすめの資格
さらに専門性を高めるなら特定社会保険労務士や中小企業診断士がおすすめ。
おすすめ勉強法・学習のポイント
難関試験ではあるが、基本的なポイントを押さえつつ細部の知識を定着させるような王道の学習をしていけば合格に確実にたどり着く。
独学での合格は可能か
覚えるポイントが多いため、学習範囲を押さえて勉強することが必須となるので予備校など体系的に学べる環境を用意しておくことが望ましい。
独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。