接客・サービスというのはこの世の中からなくなることはない。
飲食店・流通業界・顧客サービスをする業界など多くの企業で顧客と接する仕事があるからだ。
昔に比べて、現代において「お客様」に対する質の高いサービスが求められるようになっているためサービスマインドを磨く機会や必要性が強くなっている。
また、仕事でなくプライベートにおいても「おもてなしの心」などのサービスマインドがあれば人間関係がより円滑にいくことも多い。
サービス業界において必須となる資格であり、どんな形であれ人と接する業務においてサービス接遇検定はサービスマインドを体系的に学ぶのに必須な資格である。
資格の種類
民間資格
サービス接遇検定試験の受験資格
誰でも受験可能
サービス接遇検定試験の受験料
【3級】2,700円 【2級】3,900円
【準1級】4,700円 【1級】6,500円(各税込み)
申込期間
4月上旬~5月上旬 9月上旬~9月下旬
申込方法
インターネット、書店、郵送
サービス接遇検定試験の受験申込・問い合わせ先
公益財団法人 実務技能検定協会 サービス接遇検定部
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 1-4-15
TEL03-3200-6675
試験日程
【3級】【2級】【1級筆記】6月 11月
【準1級】7月 12月
【1級面接】6~9月 11月翌年2月(試験地によって異なる)
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
【3級】【2級】【1級筆記】
札幌、旭川、帯広、仙台、秋田、郡山、東京、小平、横浜、新潟、上越、富山、白山、福井、松本、静岡、名古屋、大阪、神戸、姫路、和歌山、倉敷、広島、光、松山、福岡、熊本、大分、宮崎、那覇
【準1級】【1級面接】
札幌、東京、金沢、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇(金沢は準1級のみ)
サービス接遇検定試験の試験科目
【3級】サービス接遇実務について初歩的な理解をもち、基本的なサービスを行うのに必要な知識・技能をもっている
〈筆記〉
理論:サービススタッフの資質、専門知識、一般知識
実技:対人技能、実務技能
【2級】サービス接遇実務について理解をもち、一般的なサービスを行うのに必要な知識・技能を持っている
〈筆記〉3級と同じ
【準1級】面接試験のみ(2級試験合格が受験条件)
【1級】サービス接遇実務について十分な理解及び高度な知識・技能をもち、専門的なサービス能力が発揮できる
〈筆記〉3級と同じ
〈面接〉筆記試験合格者のみ
サービス接遇検定試験の合格率
【3級】22,617人、65.4% 【2級】19,090人、68.7%
【準1級】5,707人、84.3% 【1級】1,298人、31.2%
サービス接遇検定試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
この資格を取得する、または資格試験のために勉強することによってサービス業務の心構えや接客、対人心理の理解、態度、振る舞いなどサービス業に従事する人だけでなく就活対策においても役に立つ。
また、コミュニケーションスキルなども学べるためサービス業でない会社においても社内の人と円滑に人間関係を築く術を得ることができるし、日常生活においてもマナーの向上において役立つ資格となる。
周りの人と接することがほぼ避けられない現代において、体系的にサービスマインドを学べる資格なためどの場面においても勉強したことが無駄にはならないだろう。
資格取得にかかる費用・期間
一か月~半年ほどで、月額980円~1480円の費用がかかる。
資格取得後に有利な業界
サービスに特に重点を置く飲食業界、ホテルなどのレジャー業界、スーパーやコンビニなどの小売業界など。
次に取得すべきおすすめの資格
サービスマインドやマナーを学べる点において、秘書検定もおすすめ。
この資格と秘書検定の両方に合格すれば、サービス・マナーについてより深い知見を得ることができるだろう。
おすすめ勉強法・学習のポイント
3級と2級は選択式と記述式、準1級は面接のみ、1級は選択式・記述式・面接のすべてが含まれるため面接対策においては通信講座などを利用するのがおすすめ。
実技パートは特に、問題集をひたすら解いているよりはテキストなどを読み込んで理解することも重要となる。
独学での合格は可能か
3級はサービスについての基本的な理解を問う内容のため、独学でも対応可能かと思われる。
2級以上となると履歴書に書けるレベルになり取得のメリットも大きくなるため、難易度が上昇する。
そのため、面接試験対策も含めると単にテキストと問題集をやり込むだけでは時間がかかってしまうことも多い。
独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。