総合・国内旅行業務取扱管理者試験の概要と合格率 | 独学・通信講座で資格取得できる?

旅行業務取扱管理者の業務は非常に多岐に渡っており、旅行計画の策定・取引条件の説明・適切な広告の設置・書面の交付・苦情の処理など旅行業務全般において責任者となることができる。

この資格は「総合」「国内」の2つに分かれており、国内なら国内旅行のみの業務管理、総合なら国内と海外の業務管理に従事することができる。

旅行業務を取り扱う営業所では資格保有者を必ず1名以上配置しなければいけないため、資格保有者の需要と活躍の場は多い。

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目次

資格の種類

国家資格

総合・国内旅行業務取扱管理者試験の受験資格

誰でも受験可能
※ただし、旅行業法第11条の3第4項の規定により、旅行業務取扱管理者試験に関し不正な行為があった者について、観光庁長官が期間を定めて試験を受けさせないこととした場合、その者は、当該期間が経過するまで試験を受けることができない

総合・国内旅行業務取扱管理者試験の受験料

【総合】6,500円 【国内】5,800円

申込期間

【総合】
郵送:7月上旬~8月上旬
持参:7月下旬~8月上旬

【国内】
6月上旬~7月上旬(郵送のみ)

申込方法

郵送、持参

総合・国内旅行業務取扱管理者試験の受験申込・問い合わせ先

【総合】
一般社団法人 日本旅行業協会
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3 全日通霞が関ビル3F
TEL03-3592-1277
URL=https://www.jata-net.or.jp/

【国内】
一般社団法人 全国旅行業協会
〒107-0052 東京都港区赤坂4-2-19 赤坂シャスタイーストビル3F
TEL03-6277-6805 URL=https://www.anta.or.jp

試験日程

【総合】10月 【国内】9月
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

【総合】
北海道、宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄

【国内】
北海道、宮城、埼玉、東京、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄

総合・国内旅行業務取扱管理者試験の試験科目

【筆記】
・旅行業法およびこれに基づく命令
・旅行業約款、運送約款および宿泊約款
・国内旅行実務(国内の運送機関および宿泊施設の利用料金その他の国内の旅行業務に関連する料金ほか)
・海外旅行実務(海外運送機関などの利用料金、旅券、CIQなど法令、出入国手続きに関する実務、主要国の観光、旅行業務に必要な語学ほか)
※海外旅行実務は総合旅行業務取扱管理者のみ出題

【試験科目の一部免除】
〈総合〉
国内旅行業務取扱管理者有資格者など条件によって旅行業法や国内旅行実務が免除

〈国内〉
全国旅行業協会が実施した前年度と当該年度の国内旅行業務取扱管理者研修修了者、または前年度の試験において国内旅行実務に科目合格した者は、国内旅行実務が免除
観光庁が実施した地域限定旅行業務取扱管理者試験に合格した者は、旅行業法が免除

総合・国内旅行業務取扱管理者試験の合格率

【国内】平均35% 【総合】平均27%

総合・国内旅行業務取扱管理者試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

旅行に関するサービスの提供責任者として、法律により同事業を扱う営業所すべてにおいて資格保有者がいなければいけないので取得後は大きなキャリアアップや年収アップを狙える。

旅行業界ではこの資格だけが唯一の国家資格であり、旅行業界への就職や転職において大きく有利となる。

資格取得にかかる費用・期間

期間は4か月~8か月ほどで、費用は4,000円~50,000円程度。

資格取得後に有利な業界

旅行会社、航空会社や旅行企画会社など

次に取得すべきおすすめの資格

旅行管理主任者(ツアーコンダクター)や通訳案内士など旅行関連の資格を取得すると仕事の幅が広がるだろう。

また、海外旅行のサービスを提供する場合は英語やその他外国語などを学んだり資格取得しておくと旅行業務管理者として盤石な強みができるのでおススメ。

おすすめ勉強法・学習のポイント

過去問題を中心に勉強するのが一番の近道。

市販の教材がそれほど多くないため、独力で勉強するのであればより理解することに重点をおいた方が良いだろう。

独学での合格は可能か

上記の通り、独学にあまり向いていない資格。

本屋などに参考書があまり売っていないこともあり、予備校の通信講座などを積極的に利用することをおススメする。

独学で合格するのは難しく、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、おすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。

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