文字の美しさや正確さ、速さを実践形式と理論で判定するのがこの資格の特徴。
日常生活において切り離せない手書き文字は、現在ではPCやスマホなどで昔より手書きをすることが減ったがそれでも一生なくなることはない重要な技術ともいえる。
また、仕事においては特に字の綺麗さや速さで周りからの見えない評価が高まることも結構あるため正確さと速さを磨いておくことは非常に大事である。
資格の種類
民間資格
硬筆書写技能検定試験の受験資格
誰でも受験可能
硬筆書写技能検定試験の受験料
【6級】900円
【5級】1200円
【4級】1500円
【3級】2500円
【準2級】3000円
【2級】3500円
【準1級】5000円
【1級】6500円
申込期間
4月上旬~5月中旬、9月上旬~10月上旬、12月上旬~翌年1月上旬
硬筆書写技能検定試験の受験申込・問い合わせ先
一般財団法人 日本書写技能検定協会
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-41-3
TEL03(3988)3581 URL=https://www.nihon-shosha.or.jp/
試験日程
6月の第3日曜日、11月の第2日曜日、翌年1月の最終日曜日
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
全国70都市の一般会場と、単独会場(単独会場とは、各級通して10名以上の団体受験者があった場合に設置される特別会場)
硬筆書写技能検定試験の試験科目
各級とも、成績が一定の基準に達した者を合格とする
【6級】〈実技〉漢字(楷書)、ひらがな、かたかな、漢字仮名交じり言葉
【5級】〈実技〉漢字仮名交じり言葉、縦書き、横書き、掲示文
〈理論〉筆順
【4級】〈実技〉速書き、漢字仮名交じり言葉、縦書き、横書き、掲示文
〈理論〉筆順、漢字書き取り
【3級】〈実技〉速書き、漢字(楷書、行書)、縦書き、横書き、はがきの宛名、掲示文
〈理論〉漢字の部分名称、筆順(楷書のみ)、草書を読む ほか
【準2級】〈実技〉漢字(楷書、行書)、はがきの本文 ほか
〈理論〉筆順、草書を読む、漢字の部分名称、漢字の字体 ほか
【2級】〈実技〉速書き、漢字(楷書、行書)、縦書き、横書き、はがきの本文、掲示文
〈理論〉筆順(楷書、行書)、草書を熟語で読む、漢字の部分名称、旧字体と書写体を常用漢字に直す ほか
【準1級】〈実技〉速書き、漢字(楷・行・草書)、自由作品 ほか
〈理論〉草書と古筆を読む、書道用語、書道史 ほか
【1級】〈実技〉速書き、漢字(楷・行・草書)、自由作品 ほか
〈理論〉常用漢字の字体を旧字体と書写体で書く、草書と古典を読む、漢字の添削、書道史、歴史的仮名遣い ほか
硬筆書写技能検定試験の合格率
【6級】97.7%
【5級】95.9%
【4級】88.2%
【3級】71.0%
【準2級】62.7%
【2級】55.6%
【準1級】20.3%
【1級】10.8%
硬筆書写技能検定試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
手書きの正確さや速さ、文字の綺麗さなどを証明できるので就職や転職などのアピールとして履歴書に書くことができる。
また、高校や大学の入学選抜において一定の評価がされることも多い。
資格取得にかかる費用・期間
1級~2級の場合、半年間で約15000円程度が目安
資格取得後に有利な業界
文字を書くという行為は、今後一生どの分野においても少なからず必要となる。
そのため、直接的なキャリアアップや昇給などにはつながらないが、字の綺麗さや正確さは隠れた評価を得ること多いため周りから評判を得ることができる。
次に取得すべきおすすめの資格
より専門的な評価を得るために、自分の興味ある分野での専門資格を狙うことがおススメ。
おすすめ勉強法・学習のポイント
実技と理論の両方に対応するため、覚えるだけでなく文字の練習をすることが大事。
独学での合格は可能か
2級~1級では独学だと馴染みが薄いところもあるので通信講座で理論と実技の両方に対応できるようにしたい。
独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。