建築物環境衛生管理技術者試験の概要と合格率 | 独学・通信講座で資格取得は可能?

ビルを中心とする建築物の維持管理業務に携わるのが建築物環境衛生管理技術者の仕事。

給水や空調設備のチェックだけでなく、廃棄物の処理や衛生面の管理など広く業務を行うこととなる。

建築物の衛生管理は生活上必須のものであり需要がなくならないため、資格保有者は転職や就職・キャリアアップなどで比較的有利となりやすい。

また、社会貢献の観点からも意義のある仕事のため役に立つ資格とも言える。

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目次

資格の種類

国家資格

建築物環境衛生管理技術者試験の受験資格

次の用途に供されている建築物の当該用途部分において、環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事した者
①興行場、百貨店、集会場、図書館、博物館、美術館、遊技場
②店舗、事務所
③学校(研修所を含む)
④旅館、ホテル ほか
※環境衛生上の維持管理に関する実務とは、以下のことをいう
①空気調和設備管理
②給水、給油設備管理
③排水設備管理
④ボイラ設備管理
⑤電気設備管理(変電、配電等のみの業務を除く)
⑥清掃および廃棄物処理
⑦ねずみ、昆虫等の防除 ほか
ただし「設備管理」とは、設備についての運転、保守、環境測定および評価等を行う業務(修理専業などは含まない)をいう

建築物環境衛生管理技術者試験の受験料

13900円

申込期間

5月上旬~6月中旬(願書配布と受付)

申込方法

郵送

建築物環境衛生管理技術者試験の受験申込・問い合わせ先

公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター
教務課(登録講習会) TEL03(3214)4624 国家試験課(国家試験) TEL03(3214)4620
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7F 743区
URL=https://www.jahmec.or.jp

試験日程

10月の第1日曜日
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

札幌、仙台、東京、愛知、大阪、福岡

建築物環境衛生管理技術者試験の試験科目

学科試験のみで、マークシート方式による5肢択一式問題
①建築物衛生行政概論
②建築物の構造概論
③建築物の環境衛生
④空気環境の調整
⑤給水及び排水の管理
⑥清掃 ⑦ねずみ、昆虫等の防除
※登録講習会による資格取得の方法に関しては、下記の問い合わせ先の教務課に資料を請求すること

建築物環境衛生管理技術者試験の合格率

20%前後

建築物環境衛生管理技術者試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

比較的難関資格であるため、取得をすることによって就職や転職だけでなく社内キャリアアップなどが期待できる。

必置資格であり、国家資格なので信用度は高い上に制度によって衛生管理技術者が必ず必要になるので景気に左右されにくいという傾向はある。

新しい建物だけじゃなく、既存ビルなどの建築物の維持管理はずっと続くので安定した職業ともいえる。

資格取得にかかる費用・期間

約4か月で26400円が目安

資格取得後に有利な業界

オフィスビルや商業施設などを管理するビル管理会社に有利なだけでなく、建築物を保有する企業においても建物管理のための業務を行う部署にて需要が期待できる

次に取得すべきおすすめの資格

管工事施工管理の資格を併せて取ると強みとなるのでおすすめ

おすすめ勉強法・学習のポイント

過去問をベースに学習を進めていくことになるが、専門性の高い試験となるため理解しながら勉強をすることが非常に大事となる。

また、7科目が出題されるが科目毎の足切りがあるため特定の分野に勉強労力を注ぐよりも苦手科目を作らないように弱点を埋めるような勉強方法が望ましい。

独学での合格は可能か

科目数が多く専門性の高い試験のため、一人で勉強範囲を絞ったりするのは不安が残りやすい。

予備校の講座や通信講座などで、効率的に範囲を絞ったテキストや問題集で出題頻度の高い分野をまんべんなくカバーするように勉強の仕方をおすすめする。

独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。

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