秘書としてのスキルを証明するための資格だが、社会人として必要な基礎マナーや知識全般を身につけることができるとして人気が高い。
業界や職種に限らず通用するスキルが身につくため、就職活動や転職活動において受験する人が多く企業から評価してもらえることも多い。
電話や対面での会話能力、事務処理など幅広く学べるため迷った時に取得する資格としておすすめ。
資格の種類
民間資格
秘書検定試験の受験資格
誰でも受験可能
秘書検定試験の受験料
【3級】2800円
【2級】4100円
【準1級】5300円
【1級】6500円
申込期間
4月上旬~5月中旬、9月上旬~10月上旬、12月上旬~翌年1月中旬
申込方法
インターネット・郵送
秘書検定試験の受験申込・問い合わせ先
公益社団法人 実技技能検定協会 秘書検定部
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-4-15
TEL03(3200)6675 URL=https://jitsumu-kentei.jp/
試験日程
【3・2級筆記】6月中旬、11月上旬、翌年2月上旬
【準1・1級筆記】6月中旬、11月上旬
【準1・1級面接】5月下旬~8月上旬、10月中旬~翌年1月下旬(筆記試験合格者のみ)
※試験日程は変更になる場合があります
試験地
【筆記】全国各地の主要都市
【面接】札幌、仙台、新潟、東京、金沢、名古屋、大阪、高松、広島、福岡、宮崎、鹿児島、那覇(実施回によって変わる)
秘書検定試験の試験科目
全級とも筆記は理論と実技で、求められる水準は以下のとおり
【3級】初歩的な秘書的業務の理解ができ、2級に準じた知識があり、技能が発揮できる
【2級】秘書的業務について理解ができ、準1級に準じた知識があり、技能が発揮できる
【準1級】秘書的業務について理解があり、1級に準じた知識を持つとともに、技能が発揮できる。筆記合格者には面接試験が行われる
【1級】秘書的業務全般について十分な理解があり、高度な知識を持つとともに、高度な技能が発揮できる。筆記合格者には面接試験が行われる
〈筆記〉理論:①必要とされる資質 ②職務知識 ③一般知識
実技:①マナー・接遇 ②技能
※3・2級、2・準1級の併願受験が可能である
秘書検定試験の合格率
【3級】40769人、58.0%
【2級】78301人、55.4%
【準1級】9947人、40.5%
【1級】2163人、23.0%
秘書検定試験対策の通信講座
あり
この資格をとるメリット
秘書検定合格者を求人での優遇材料にしている企業が多く、取得することによって採用に有利となる。
また、社内での昇進や昇給などのキャリアアップも期待できるため仕事での用途は広い。
なにより、社会人としての汎用性のあるスキルが身につくため勉強した知識が役にたつ。
資格取得にかかる費用・期間
1級の場合、約3ヶ月~6月ほどで40000円が目安
資格取得後に有利な業界
どの業界においても有利となる
次に取得すべきおすすめの資格
ビジネス実務マナー検定やビジネス文書検定、ビジネス電話検定、サービス接遇検定がおすすめ。
事務処理能力に特化したいならマイクロソフトオフィススペシャリストも取得すると心強い。
おすすめ勉強法・学習のポイント
筆記試験は暗記の比重が比較的高いため、テキストを一通り読んだら過去問を解いて反復練習をすると良い。
自分の合格可能性がどのくらいなのかを確認する意味で、一通り学習をしたら模擬試験を受けて実力を図ってみることをおすすめする。
ただ、記述式や面接対策はしっかりとしておかないと足元をすくわれるので行動の型を暗記しておくようにしたい。
独学での合格は可能か
3級は独学で十分に合格ができると思うが、2級以上となるとしっかりとした対策を受けておいた方が良い。
特に、準1級と1級は面接対策も必要なため独学だと対策の仕方にズレが生じてしまうリスクもあるので通信講座などの利用が必須と言ってもいいだろう。
独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。
その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。
合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。
まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。