技能士試験の概要&合格率 | 独学・通信講座で資格取得できるのか?

技能士は、国によって指定された様々な職種について一定の知識・スキルを持っていることを証明するための資格である。

技能士として認定されるためには試験に合格する必要があり、対象となる職種は年によっても異なるが110種類以上の職種があり技能の証として高い評価を受ける。

職種もジャンル問わず幅広く、左官やピアノ調律、ウェブデザインに紳士服製造などが一例。

目次

資格の種類

国家資格

技能士試験の受験資格

原則として検定職種における以下のような実務経験がある者
職業訓練歴や学歴などにより短縮されることがある

【単一等級】3年以上
【3級】6か月未満もしくは検定職種に関する学科に在学する者、検定職種に関する訓練科で職業訓練を受けている者でも可
【2級】2年以上
【1級】7年以上
【特級】1級合格後5年以上


技能士試験の受験料

【実技】17,900円(35歳未満の場合、一部減額される)
【学科】3,100円
※職種ごとに各都道府県で異なる場合がある
指定試験機関実施の職種については各機関に問い合わせること

申込期間

前期:4月上旬~中旬
後期:10月上旬~中旬

申込方法

受験希望の都道府県職業能力開発協会から受験申請書を取り寄せ、必要事項を記入の上、直接または郵送で提出
※指定試験機関実施の職種については各機関に問い合わせること

技能士試験の受験申込・問い合わせ先

中央職業能力開発協会技能検定部企画管理課または各都道府県職業能力開発協会
〒160-8327 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア11F(新宿事務所)
TEL03(6758)2859 URL=https://javada.or.jp/

試験日程

【実技】6月中旬~9月上旬 11月下旬~翌年2月下旬
【学科】7月下旬~9月上旬 翌年1月下旬~2月中旬

※職種によって異なる
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

指定の試験場

技能士試験の試験科目

実技試験と学科試験があり、両方に合格することが必要。
どちらか一方だけ合格した場合、次回以降は不合格だった試験のみ受験すればよい(ただし、特級については合格した日から5年間有効)。
100点満点で、原則として、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上で合格

【実技】
原則、試験日の前(3月上旬、9月上旬)に課題が公表される。職種により、次のいずれかもしくは全てを行う

1. 製作等作業試験:物の製作、組み立て、調整など(おおむね4~6時間)
2. 判断等試験
3. 計画立案等作業試験:実際的な対象物・現場の状態、状況などについて説明した設問により、判別、判断、測定、計算などを行う
4. 実地試験

【学科】
〈単一等級〉真偽法(〇×式)・四肢択一法各25題(1時間40分)
〈3級〉真偽法(〇×式)30題(1時間)
〈2級〉真偽法(〇×式)・四肢択一法各25題(1時間40分)
〈1級〉真偽法(〇×式)・四肢択一法各25題(1時間40分)
〈特級>五肢択一法50題(2時間)
※指定試験機関実施のものについては職種により異なる


技能士試験の合格率

職種により異なる

技能士試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

名称独占資格のため、該当職種に合格した者だけが技能士として名乗ることができる。

そのため、その分野における技能の証として企業から評価されることも多い。

近年では、国土交通省が技能士の社会的地位を高めようとしている傾向があるため1級などの合格者に対して優遇する制度をとっている職種もある。

資格取得にかかる費用・期間

約6か月が目安で、30,000円~40,000円

資格取得後に有利な業界

該当職種に応じた業界において高く評価されることも多い

おすすめ勉強法・学習のポイント

選択式もしくは〇×式の試験になるため、テキストを一通り読んだあとは早めに問題集のやり込みに入った方が良い。

ただ、級によって難易度が異なるためレベルが上がるほど内容の理解に努めるべき。

独学での合格は可能か

独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。


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