エネルギー管理士試験の概要・合格率 | 独学や通信講座で資格取得できるのか?

日本では、熱や電気などのエネルギーが豊富とは言えないため省エネルギー法に基づきエネルギー管理士を事業場に配置しておくことが必須となっている。

エネルギーの合理的で効率的な使用を目指して、燃料や電気消費量が多い工場や病院、デパートなどでエネルギー管理士は活躍できる。

エネルギー資源の維持と合理的な使用のため、この国家資格は日本で重要な役割を担うことになる。




目次

資格の種類

国家資格

エネルギー管理士試験の受験資格

・経済産業大臣指定の省エネルギーセンター実施の国家試験に合格
・省エネルギーセンターの実施する、7日間の認定研修(エネルギー管理研修)を受講し、終了試験に合格
※2005年の法改正前での熱管理士、電気管理士資格保有者には、現行制度におけるエネルギー管理士への移行措置がある

エネルギー管理士試験の受験料

【試験】17,000円 【研修】70,000円

申込期間

5月上旬~6月上旬

申込方法

郵便局・インターネット

エネルギー管理士試験の受験申込・問い合わせ先

一般財団法人 省エネルギーセンター エネルギー管理試験・講習センター 試験部
〒108-0023 東京都港区芝浦2-11-5 五十嵐ビルディング
TEL03-5439-4970 URL=https://www.eccj.or.jp

試験日程

【試験】8月上旬 【研修】12月~中旬
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

【試験】北海道、宮城、首都圏、愛知、富山、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
【研修】宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡

エネルギー管理士試験の試験科目

【必須基礎】課目1:エネルギー総合管理及び法規
【選択専門】熱分野または電機分野のいずれかを選択
① 熱分野
課目2:熱の流体の流れの基礎(熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
課目3:燃料と燃焼(燃料及び燃焼管理、燃焼計算)
課目4:熱利用設備及びその管理(計測及び制御、熱利用設備)
② 電気分野
課目2:電気の基礎(電気及び電子理論、自動制御及び情報処理、電気計測)
課目3:電気設備及び機器(工場配電、電気機器)
課目4:電力応用(電動力応用)




エネルギー管理士試験の合格率

【試験】9,912人、28.0%
【研修】1,208人、56.0%

エネルギー管理士試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

エネルギー資源が乏しい日本は、必要供給量の大半を海外からの輸入に頼っているのが現状。

エネルギーはすぐに自国で作れるようになるわけではないので、この状態はずっと続くと予想される。

そのため、エネルギーの使用効率をアップさせる役割を持つエネルギー管理士の活躍の場は今後さらに広がっていくだろう。

この資格を取得することによって、就職や転職だけでなく関連業界においての昇進も近づくだろう。

資格取得にかかる費用・期間

約半年で36,300円程度

資格取得後に有利な業界

工場・病院・デパートなどの設備を保全する企業などで有利

次に取得すべきおすすめの資格

電気主任技術者などがおススメ

おすすめ勉強法・学習のポイント

本屋など、市販されている参考書や問題集は少ないのがこの資格試験の現状。

そのため、通信講座などを利用して合格を目指すのが最短の道だと言える。

比較的難解な問題が出題されることも多いため、できるだけテキストと問題集を何度も繰り返すのが良い。

独学での合格は可能か

市販の参考書や問題集が少ない事を考えると、本屋などに探しに行く手間をかけるよりは予備校の通信講座などを利用する方が時間的にも費用的にも長期的に見るとお得。

自分ですべてやろうとして、結果的に試験合格まで長くかかってしまったということは避けたい。

一年に一度の試験なので、思った以上に学習期間がかかってしまい次の年の試験まで待たなくてはならないという事態を避けるためこの資格を目指すのなら早めに予備校などを検討してみることを強くおススメする。

独学でも合格できる可能性はあるが、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため、独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。




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