アクチュアリー試験の概要と合格率まとめ | 独学や通信講座で資格取得は無理?

保険会社や銀行、金融機関などで「数理のプロ」として活躍する日本でも最高峰に位置する資格。

保険料の算定や年金に関わる業務を行うのが主であるが、金融や会計など数字に関わる分野であればほぼどこでも資格を活かせるくらい業界での評価は高い。

高難度の資格試験だが、国際的にも認知されている職業であるため合格して正会員となれば大きなステップアップが期待できる。

「一度合格すれば仕事に困らない」と言われているぐらいなので、資格取得の旨味は大きい。

→アクチュアリー試験のおすすめ通信講座はこちら

目次

資格の種類

民間資格

アクチュアリー試験の受験資格

【1次】
①学校教育法による大学を卒業した者
② ①と同等以上の学力を有すると日本アクチュアリー会が認めた者

【2次】
1次試験の全科目合格者

アクチュアリー試験の受験料

1科目につき
会員:7000円
非会員:10000円

申込期間

7月上旬~8月下旬

申込方法

インターネット

アクチュアリー試験の受験申込・問い合わせ先

公益社団法人 日本アクチュアリー会
〒104-6002 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX2F
TEL03(5548)6033 URL=http://www.actuaries.jp

試験日程

12月中旬(3日間)
※試験日程は変更になる場合があります

試験地

東京、大阪

アクチュアリー試験の試験科目

【1次】基礎科目(必須)
①数学:確率・統計・モデリング
②生保数理:生保数理の基礎および応用
③損保数理:損保数理の基礎および応用
④年金数理:年金数理・年金財政の基本
⑤会計・経済・投資理論:会計・経済・投資理論の基本

【2次】生保コース、損保コース、年金コースから1コースを選択
〈生保コース〉
①生保1:生保商品の実務
②生保2:生保会計・決算

〈損保コース〉
①損保1:損保商品の実務
②損保2:損保会計・決算・資産運用

〈年金コース〉
①年金1:公的年金制度および各種退職給付制度の設計・税務
②年金2:公的年金制度および企業年金制度の財政ならびに退職給付会計

アクチュアリー試験の合格率

10%~30%

アクチュアリー試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

生命保険会社・損害保険会社や金融機関全般で評価が高いが、アクチュアリーの資格保有者は全国でも少ないため資格保有者または試験合格者は希少価値が高くニーズが大きい。

保険、会計、資産運用やリスク管理など金融に必要な高度な知識を学ぶことになるため試験合格者の就職や転職において大きな武器となる。

資格取得にかかる費用・期間

2次試験合格までに約8年で、約10万円~

資格取得後に有利な業界

生命保険・損害保険会社、銀行・証券会社や会計事務所など数字を扱うほぼすべての業界。

次に取得すべきおすすめの資格

リスクマネジメントに特化したCERA(Chartered Enterprise Risk Actuary)が国際的な資格として有名なためおすすめ。

おすすめ勉強法・学習のポイント

まずは基本5科目の合格を目指すこと。

その次に専門科目の2科目に合格する必要があるため長期間の学習を見据えた計画を立てる必要がある。

合格後のメリットは大きいが、難易度の高い試験であるため基本的な事項を押さえながら最初は学習し通信講座なども利用しながら問題演習とテキストの理解をこまめに行おう。

数年レベルでの学習がほぼ必須となるため、自分の生活リズムと学習計画をしっかりと合致させつつ挫折しないように継続できる勉強方法を実行しよう。

独学での合格は可能か

数理のプロと言われるくらい高度な知識の証明になるのがこのアクチュアリー。

合格までの道のりは長いが、その分社会的な地位や業界内での評価は間違いないと言える。

日本では最難関資格に位置するため、ほとんどの学習者が独学ではなく学校や通信講座などを利用しているという事実がある。

難易度の高い試験であり、独学での合格にこだわるのはあまりにもリスキーなので通信講座などを利用することを前提に資金計画や学習計画を立てよう。

難関資格ほど、常に添削や質問できる環境が必須でありこの資格も例外ではない。

通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材が用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めよう。

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