建設機械施工技士試験の概要・合格率まとめ | 独学や通信講座で資格取得は難しい?

施工技士試験の中で一番歴史が長く、手に職がつく資格として業界内で評価は高い。

建築機械の運転技術者や建設業における主任技術者として活躍でき、1級に合格すると工事現場の監理技術者としてさらにキャリアの幅が広がる。

実技試験では、実際にブルドーザーやパワーショベルなどを扱うこともあり建設機械の運転技術に特化した唯一の資格となる。

合格後は、建設業界の専任技術者として建設機械に精通している貴重な人材となることが期待されている。

目次

資格の種類

国家資格

建設機械施工技士試験の受験資格

【2級】大卒で指定学科(機械工学・土木工学・都市工学等)専攻の場合、受験種別に6か月以上で、他の種別と通算して1年以上の実務経験者。
学歴によらない場合は、受験種別に6年以上の実務経験者ほか

【1級】大卒で指定学科専攻の場合、指導監督的経験を1年以上含む3年以上の実務経験者ほか

建設機械施工技士試験の受験料

【2級】〈学科〉10,100円、〈実地〉各21,600円(各1種別につき)
【1級】〈学科〉10,100円、〈実地〉15,100円~27,800円(2種資格取得数などで異なる)




申込方法

郵送

建設機械施工技士試験の受験申込・問い合わせ先

一般財団法人 日本建設機械施工協会 試験部
〒105-0011 東京都港区芝浦公園3-5-8 機械振興会館201-2号室
TEL03-3433-1575
URL=http://www.jcmanet.or.jp

試験日程

【学科】6月中旬、1月中旬(2級のみ)
【実地】8月下旬~9月中旬の指定した日(学科合格者のみ)

試験地

【学科】北広島、滝沢、新潟、東京、名古屋、大阪、広島、高松ほか
【実地】石狩、仙台、秩父、小松、富士、刈谷、明石、小野ほか

建設機械施工技士試験の試験科目

【2級】
以下の種別で行う。学科試験に合格しないと実地試験は受けられない
・第1種(ブルドーザーなど)
・第2種(パワーショベルなど)
・第3種(モーター・グレーダー)
・第4種(ロードローラーなど)
・第5種(アスファルトフィニッシャーなど)
・第6種(くい打機など)

〈学科〉択一式:土木工学、建設機械一般、法規、受験種別の建設機械施工法ほか
〈実地〉上記、受験種別建設機械の操作施工の実技運転

【1級】
先に学科試験に合格していることが必要
〈学科〉
択一式および記述式:土木工学、建設機械一般、建設機械施工法、法規ほか
〈実地〉
・トラクター系建設機械
・ショベル系建設機械
・モーター・グレーダー
・締め固め建設機械
・舗装用建設機械
・基礎工事用建設機械

上記の中から選択した2つの所定コース内での操作施工法の実技試験と、建設機械組合わせ施工法についての記述試験

建設機械施工技士試験の合格率

【2級】〈学科〉8,808人、56.6% 〈実地〉4,909、84.0%
【1級】〈学科〉2,949、28.0% 〈実地〉1,046人、63.3%




建設機械施工技士試験対策の通信講座

あり

この資格をとるメリット

2級取得者は一般建設業の主任技術者として、また1級取得者は指定建設業の専任技術者や工事現場の監理技術者になることができる。

2級から取得し、1級を取得することによって社会的地位ややりがいが着実にアップするのがこの資格の特徴。

また、1級取得者は社会保険労務士の受験資格が与えられる。

建設機械の運転技術などのスペシャリストになることができ、建設機械の分野において業界内で一目置かれる存在になるだろう。

資格取得にかかる費用・期間

2級は2~3ヶ月ほどの勉強が必要となり、1級は半年ぐらいを目安と考えた方がよい。

費用は利用サービスによるが9,800円~25,000円ぐらいの費用がかかる。

資格取得後に有利な業界

建設機械を扱う業務であれば、ゼネコンを中心としたあらゆる業界において有利となる。

次に取得すべきおすすめの資格

2級から取得した人は、次のステップとしてまず1級を狙おう。

1級を取得した後は、取得後に得られる受験資格である社会保険労務士にチャレンジするのがよい。

おすすめ勉強法・学習のポイント

論文形式の経験記述問題が必ず出題されるため、自分の建設機械の使用経験を体系的に整理しておくことが重要。

また、論文の書き方や書くべきポイントなどの答案練習も必要になるため外部の添削サービスを利用するのがおススメ。

独学での合格は可能か

論文式の記述問題が出題されるため、自分だけで解答を完結させるには厳しい。

選択式の問題においても、煩雑な問題が問われることもある。

そのため、自分ですべて準備するとなるとかなりの時間と手間がかかるため独学はおすすめしない。

その点、通信講座なら試験対策のためのテキスト・教材・添削サービスが用意されているので、自分のペースで効率よく学習でき、最短合格も可能。

合格の可能性を最大限に高めるためには、1日でも早く試験対策を始めるべき。

まずは通信講座の内容をチェックするところから始めましょう。




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次